2007年10月31日

Houston, we have a problem ...

WK8のSD戦で、QB M.Schaub が脳震盪により3試合連続の途中交代となりました。
次のOAK戦への出場が危ぶまれています。
満身創痍の Schaub よりは Rosenfels に出てきてもらった方が良いですが、このOAK戦は落とすことのできないとても大事な一戦です。(どの試合も大事ですが)
何故なら、BYE WEEK後のスケジュールを見てわかるとおり、次のOAKが今年一番の弱小チーム(OAKファンの方すみません)だから。
WK11以降のスケジュール : NO - @CLE - @TEN - TB - DEN - @IND - JAX
※弱小のはずのCLEも今のところ何やら好調です
”ブラックホール”での対戦、その重圧に Rosenfels が耐えられるかが鍵となります。
なんとしても勝って良い形で Bye Week を迎えたい!

ちなみに、テキサンズは 3rd string QB として新たに Craig Nall と契約しました。
またもやGB出身選手です。まあシーズンも途中ですし、万が一試合に出場しないといけなくなった場合に、コーチのスキームをよく知っている選手が良いという判断かと思います。
でもできれば Nall 出場場面には遭遇したくないものです。

それにしても今年はQBがバタバタと倒れています。
先週までで実に48人のスタメンQBが出てきました。去年は一年を通して50人でした。
ディフェンスが強くなったのか、オフェンスラインが軒並み弱くなったのか・・・。
ただ、リーグ上位にいるチームは揃ってQBが安定していることに気がつきます。これも強さの秘訣でしょうか。
Manning(IND)、Brady(NE)、Romo(DAL)、Roethlisberger(PIT)、Favre(GB)

2007年10月30日

WEEK8 結果@SD

!!注意:下記にはWEEK8の試合結果が書かれています!!


負け癖がついたチームは一度歯車が狂いだすとこうも脆いものでしょうか・・・。
WEEK1、2での勢いがはるか昔のことのように感じられます。
悲しいかな今週もコメントしたくないような散々たるゲーム。何やら週を重ねる毎に悪くなっていってるのは気のせいでしょうか?
130ヤード多く攻めたにもかかわらず、相手の倍の22度 First Down を更新したにもかかわらず、13分以上も長くボールを保持していたにもかかわらず、何故に25点差もつけられ負けたのでしょうか。全くもって解せません。
せめてもの慰めに前を向いて良かった点を一つだけ挙げようと思います。

そう、RBの A.Echemandu です。10Car/62Yds/6.2Avgは立派!
久しぶりにチームの100ヤード越えしました。
この調子でランゲームが上向いてくれれば良いのですが。

WEEK8 @SD
LOSS : 10 - 35
[ HOU ]
Total Net Yards 367
Penalties-Yards 5-31
Time of Posession 36:32
Total Turnovers 5

[ SD ]
Total Net Yards 237
Penalties-Yards 3-46
Time of Posession 23:28
Total Turnovers 0

2007年10月28日

WEEK8 予想@SD

早くもレギュラーシーズン折り返し地点です。
先日のブログで to do様からもコメント頂いたように、試合は予定通りSDの本拠 Qualcomm Stadium で行われることになりました。山火事も落ち着いたということですね、敵地とはいえ無事開催できてよかったです。
さて、SDですが。実は私のシーズン開幕前の Super Bowl 優勝予想チーム。
出だしこそ思いがけぬつまづきを見せていましたが、試合を重ねる毎に徐々に本来の力を発揮しつつあります。
タレントが揃っていますし、容易ならぬ相手です。
でも、どんな完璧なチームにも穴はあるはず!
SDの場合は、セカンダリーが弱点だと思います。
テキサンズは、A.J.のかわりにWRスタメン出場の Andre Davis が、5戦出場して4試合で40+ヤードのレシーブと Deep Threat として成長してきました。
この試合でもうまくパスラッシュを抑え、A.Davis へのロングパスを繋げることができれば勝機があると思います。

とはいえ、予想は・・・
予想 : (LOSS!)20 HOU - 27 SD
ちょっと辛いかな。SDは被災者を勇気付けようとモチベーションもMAXですし・・・

過去の対戦 :
2回対戦し、SDの2勝。前回対戦は04シーズン、当時のSD QB D.Brees から WR E.Parker への19ヤードTDパスを通され、27-20と敗れました。

2007年10月27日

NFL in LONDON

NFLレギュラーシーズンゲームが初めて北米以外で開催されます!
MIA対NYG、会場はロンドンの Wembley Stadium です。
現地ではすごい盛り上がりのようで、チケットも即完売されたことから関心の高さが伺えます。
海外でのレギュラーシーズンゲームは、2005年、メキシコシティーの Azteca Stadium でのARI対SFに続いて二度目となります。その試合での観衆は実に103,467人!興行的には大成功でした。
リーグの海外展開は、オーナー会議にて32-0の満場一致で決定したもの。
選手には負担が大きいし、ホームとなるチームにとっては貴重な地元開催試合が一つ減ってしまうのでなかなかハードルが高いと思ったのですが。ビジネス面でのこの貪欲さが長いリーグの発展を支えてきたのでしょうね。
プレシーズンゲームには何度か行っていますが、是非日本でのレギュラーシーズンゲーム、いつか実現して欲しいものです。(リーグはアジアでは中国を検討していると聞いたことがありますが)

※試合開催だけでなく、トロントやメキシコシティーあたりにチーム創設という話もあるようです。

2007年10月26日

ドラフト時間短縮

先日、オーナー会議での決定を経て、ドラフト時間を短縮することがリーグから発表しました。
1巡目にチームに与えられる時間は15分から10分間に制限。そして2巡目指名は10分から7分になりました。
NFLのドラフトと言えば、テレビの生中継やファンイベントをはじめ、かなりのビジネス規模になる一大イベント。
ただ、いかんせん時間が長い!
今年のドラフトにあたっては最長記録の6時間8分にも及んだことから、遂にリーグが対策に乗り出したものです。
思えば今年のドラフト、NFLネットワークやESPNのストリーミング等、インターネット中継を頑張ってLIVEで追っていました。
こちら日本は夜中。というか早朝。
1巡目の最後あたりで眠気に負けてしまいました。
時間短縮に伴い、来年からは2巡目最後まできっちり見ることができるでしょうか!?

2007年10月25日

山火事

カリフォルニアの山火事が猛威を振るっています。いよいよ日本でも大々的にニュースで報道されるようになりました。
聞くと既に東京都の8割、9割規模の面積が焼失しているそうです。
SDは、既にArizonaに移って練習中。
今週末の試合も、避難所となっている Qualcomm Stadium でのゲームは難しそうです。

かわりに開催地として候補にあがっているのがDALの本拠地 Texas Staduim とテキサンズのホーム、Reliant Stadium。
Reliant になると、テキサンズにとっては、不謹慎ですが思わぬたなぼたホームゲームになります。
思えば2年前、ハリケーンカトリーナの影響でNOのホームゲームが相手のNYGの本拠 Superdome で行われたことがありました。とてもNOのホームとは思えぬ応援で、試合もNYGの完勝でした。
ホームになったところで、今のテキサンズがSDに勝てるかどうかは難しいところですが。

でも会場云々よりまずは地域住民の家や家族が心配ですね。
L.T.や P.Rivers をはじめとして、SDの選手や関係者の中でも避難を余儀なくされた人が多いと聞きます。
アメフトは所詮エンターテインメントなので、生活が何より大事ですよね!
それに、どうせ対戦するならフィールド外の心配事のない万全な状態の相手を負かせてやりたい!
被災地域の方々の無事を祈りたいと思います。

2007年10月23日

WEEK7 結果 vs TEN

!!注意:下記にはWEEK7の試合結果が書かれています!!


前を向いてゆきましょう。
32対7という大差から、第4Qによく巻き返しました。"サヨナラFG"がなければ、35対36と大逆転勝利目前でした。
怪我した M.Schaub にかわり出場したQB S.Rosenfels は、第4Qに249ヤードを稼ぎ、4つのTDを D.Anderson、J.Putzier、K.Walter と A.Davis に投げ分けました。
4Qでの4TDは史上最多タイ記録、249ヤードは Boomer Esiason (懐かしい!)がもつ252ヤードに次ぐ歴代2位の記録です。
確かなバックアップQB、そしてレシーバー陣も必要なときにしっかり仕事をしてくれるようになりました。
そもそも36点なんて、去年までのテキサンズからは信じられない得点です。
しかも先発QBにエースレシーバーが不在、そして決して弱くないディフェンスを相手にこの爆発は次に繋がると思います。
Red Zone Efficiency も 3/3 の100%でした。

対するディフェンスでは、相手を Red Zone で 2/9(22%)と抑える頑張り。
TENのK R.Bironas に1試合最多記録となる8つのFGを決められてしまいましたが、裏を返せば、レッドゾーンに攻められてもTDを与えず3点に抑えたということでもあります。
第1Qには、DeMeco がサックからファンブル誘発、自ら拾い上げてTDというプレイもありました。
やはりテキサンズの強さはディフェンス(のはず)!
守備陣が得点するシーンをこれからもっと見たいものです。

・・・うーん、と前向きに書いてみたもののやっぱり負けは負けですね。悔しすぎます。笑
ちなみに、過去に、第4Qで24得点以上あげておきながら負けてしまった例は8回あります。
うち一回は、Oilers。1980年WK12でのNYJ戦でした。第4Qで全得点となる28点をあげたものの、28対31で負けています。
ヒューストンのチーム、やはり詰めが甘いのか・・・。

WEEK7 vs TEN
LOSS : 38 - 36
[ TEN ]
Total Net Yards 422
Penalties-Yards 6-45
Time of Posession 36:43
Total Turnovers 2

[ HOU ]
Total Net Yards 333
Penalties-Yards 4-37
Time of Posession 23:17
Total Turnovers 6

2007年10月21日

WEEK7 予想 vs TEN

昨年のドラフト。
1位指名でテキサンズが Mario を指名したときにはヒューストンの一部(大半?)のファンからもブーイングがあがりました。
Mario にかわって何故 R.Bush をドラフトしなかったのか、それにもまして何故 V.Young を選ばなかったのか、と。
V.Y. は地元ヒューストンで育ち、Texas大学で活躍した正に街の英雄。
それだけに、昨季TENが Reliant Staduim に来たときは V.Y. への歓声とジャージを着たファンが多く見られたそうです。
試合もオーバータイムに V.Y. の39ヤードランでTENの劇的勝利。
Mario とチームにとってこんな屈辱的なことはなかったでしょう。
WK6の怪我の影響により、V.Y. の出場はまだ未定ですが、地元への凱旋ということで出場してくるのではないかと個人的には思います。
ここはひとつ、Mario のサックでリベンジ、期待したいところですね!

予想 : (LOSS!)17 HOU - 24 TEN
勝ちといきたいところですが、TENのDEF相手に、今のランと Red Zone オフェンスでは苦しいかな、と・・・。
初の負け予想です。

過去の対戦 :
10回対戦して8-2でTENに軍配。ここ4戦はTENに負けを喫しています。
ちなみにTENは敵地でのここ6試合中、5戦で勝利。
対するHOUはホームでのここ5試合中、4試合に勝利しています。

The Madden Curse

「マッデンの呪い」、今年も効力発揮か!?
ご存知の方も多いこの呪い。EA Sports の大人気アメフトゲーム、Madden シリーズのカバーを飾った選手はその年怪我か成績不振に陥ると言うジンクスです。
過去に呪いの犠牲者となった選手達をリストアップすると :

- Garrison Hearst '99
対ATL戦で右足首骨折、2001年まで試合に出場できず。

- Barry Sanders '00
カバーに選ばれた年、トレーニングキャンプの一週間前に突然の引退。

- Eddie George '01
ファンブル病に悩まされる。レギュラーシーズンで7回、うち4回を Fumble Lost (キャリア最低)。AFCプレイオフでもファンブルして敗退。
翌01シーズンにはキャリア最低となる 3Yds/Carry という成績不振に陥る。

- Daunte Culpepper '02
背中の怪我により後半5試合欠場。出場した11試合は14TDに対し13INTと不振。

- Marshall Faulk '03
足首の怪我で5週間の欠場。この年より成績は下降。引退まで1,000+ヤードラッシングを残すことはなかった。

- Michael Vick '04
Madden 2004 が発表されて5日後、BALとのプレシーズンマッチで腓骨骨折。前半11試合を欠場した。
チームは前年の 9-6-1 から 5-11 と大負けしてプレイオフ出場を逃がす。

- Ray Lewis '05
他の犠牲者と比べ安定した成績を残していたものの、INTを一つも記録せず(前年はキャリアハイの6個記録)、チームもプレイオフ進出を逃がした。

- Donovan McNabb '06
スポーツヘルニアで7試合欠場。前年スーパーボウル出場から、6-10と地区最下位に沈む。

- Shaun Alexander '07
足の怪我で6週間休場、2000年以来初となる1,000ヤード未満のラッシング。06年に達成したシーズン最多TD記録も L.Tomlinson に破られる。

確かに面白いように例年犠牲となっています。
そして今年。'08のカバープレイヤーであるTENの QB V.Young が先週WK6に右足の大腿四頭筋を怪我して途中欠場。今週末のテキサンズとの試合での出場も微妙となっております。

はたして呪いは本当に存在するのでしょうか!?
たまたまの偶然と笑って済ませばそれまでなのですが。
'08のカバーで、L.Tomlinson が打診を受けて断ったのは有名な話。
ファンならずとも呪いは気になるといったところでしょうか。

2007年10月20日

WEE6 結果 @JAX

暫く更新が滞っていました。
あまりのテキサンズの不甲斐なさにダウンしてしまいました。
と言うのは嘘で、この一週間仕事で忙殺されていました。悲しいかな、サラリーマンの性。。。

さて、同地区対決でしたが。ひどいものでしたね。
今更特にコメントする気にもなりません。
相手の本拠ですし、負けたのは仕方がないですが負け方が最悪でした。
相変わらずレッドゾーンでTDを挙げられず、ターンオーバーが多く、ペナルティーも多く、ディフェンスはQBにプレッシャーをかけられていません。普段安定しているLB陣も、タックルミスやアサインメントミスで M.Jones-Drew と F.Taylor に215ヤード走られる有様。これでこのリーグで勝つのは難しいものです。

でもまあ終わった試合なので。ちょっと前向きな話を。
WR K.Walter が12Rec/160Yds と頑張りました。
A.Johnson が怪我して以来、A.Davis に K.Walter とステップアップしてくれるのは頼もしいところです。

次週、WK7も地区決戦。テキサンズのホームだけに負けられません!

WEEK6 @JAX
LOSS : 17 - 37
[ HOU ]
Total Net Yards 390
Penalties-Yards 8-58
Time of Posession 30:40
Total Turnovers 3

[ JAX ]
Total Net Yards 457
Penalties-Yards 3-28
Time of Posession 29:20
Total Turnovers 3

2007年10月14日

WEEK6 予想 @JAX

AFC South が熱いことになっています。Division 内の4チーム全てが勝率5割以上!
シーズン開幕前には予想だにしなかったことです。
WK6は、そんな Division のライバル、JAXとの大一番!負けられません。
頼もしいことにJAXとは相性よし、昨年の2連勝を含め、過去10回の対戦で6勝4敗と勝ち越しています。明日もきっと勝ってくれるはず!
勝利の鍵は、TE O.Daniels へのパス。
WK5で、JAXはKCの L.Johnson をわずか12ヤードラッシングと完璧に押さえ込みましたが、T.Gonzales には8Rec/100Yds と活躍されました。
RB A.Green が復帰するものの、強力なランディフェンスを前に、大爆発を期待するのは難しそう。
ここはひとつ中央へのパスで活路を見出したいところです。
ディフェンス面では、いつもと同様にパスラッシュ!JAXの D.Garrard は未だINT0、passer rate でリーグ4位と抜群の安定感をみせていますが、過去2回のHOUとの対戦では4INT。
WK6でもターンオーバーに期待です。

予想 : (WIN!) 19 HOU - 17 JAX
※ここ2戦の試合内容に不満があり、ホントは今季初の負け予想を出そうと思いましたが・・・。Green復帰を祝して勝利予想です

過去の対戦 :
10回対戦し6-4でテキサンズに軍配。
昨シーズンのWK10では Garrard から4INTを奪い、13-10で勝利。JAXのプレイオフ出場の望みを断ち切りました。


2007年10月13日

AFC Player of the Week

歴史的な快挙を成し遂げた K K.Brown が AFC Player of the Week を受賞しました。
自身4度目、テキサンズの一員としては3度目の戴冠です。
下記は、過去のテキサンズの受賞者一覧。

PlayerAwardWeekYear
Kris Brown Special Teams 5 2007
Mario Williams Defensive 1 2007
Kris Brown Special Teams 16 2006
DeMeco Ryans Defensive 13 2006
Andre Johnson Offensive 4 2006
Jerome Mathis Special Teams 8 2005
Kris Brown Special Teams 3 2004
Chad Stanley Special Teams 9 2003
Avion Black Special Teams 15 2002
Aaron Glen Defensive 14 2002


オフェンスの選手の受賞は昨年のA.J.一回のみ。今年は Schaub あたりにとってほしいですね!

2007年10月11日

2月にまたこの対戦を観ることになる!?

今シーズン一番目のビッグゲームがやってきます。
テキサンズでないのが悔しいところですが、WK6はこの話題で持ちきりじゃないでしょうか。
NE @ DAL、全勝対決!!
5勝以上の全勝チーム同士の対決はNFL史上5回目、最後にあったのは2004年10月24日のNYJ @ NE でした(この時はNEの勝ち)。
爆発的な攻撃力が魅力の両チームのガチンコ対決は、ファンならずとも楽しみな一線です。
果たしてどちらが勝つでしょうか?

● オフェンススタッツ
Points/Gameは、NEが36.4点(リーグ1位)、DALは35.2点(リーグ2位)。
Off.Yards/Gameは、NEが427.8ヤード(リーグ2位)、DALは429.6点(リーグ1位)。

● D.Bledsoeの後釜対決
T.Brady 1,383Yds(3位)、16TD(1)、128.7Rating(1)
T.Romo 1,508Yds(2)、13TD(2)、93.9Rating(12)

● #81対決
R.Moss 34Rec(4)、551Yds(1)、7TD(1)
T.Owens 21Rec(35)、387Yds(11)、3TD(11)

2007年10月10日

新天地で - その②

WK4でのペナルティー連発でいよいよスタメン交代か、と騒がれたCB DeMarcus "Petey" Fagginsですが、蓋をあけてみたらWK5のMIA線ではまずまずの仕事をしてくれました。と言っても相手はバックアップQBと、タレント豊かとは言えないWR陣。
怪我から復帰したルーキー Fred Bennett(WK5では惜しいINTを逃がしました)が虎視眈々と狙っている中、Petey はこのままスタメンを維持し続けることができるでしょうか?チーム内のポジションバトルはファンとしては楽しみではあります。互いに高めあって、強いセカンダリーを築き上げていって欲しいところです。
ところで、あだ名の Petey はどこから来ているのでしょうか?かわいらしい響きであまり頼もしさが・・・

CBと言えば、昨年の今頃。テキサンズは Phillip Buchanon 選手を放出しました。
Buchanon は、テキサンズ創設の年、Carrと同じ02年のドラフトで全体17位指名にてOAKに入団。その後、05年のオフシーズンにトレードでテキサンズに移籍しました。その時テキサンズが差し出した対価が、その年のドラフトの2巡目+3巡目指名権であったことから、チームの期待の高さがみてとれます。
が、怪我に悩まされ続け、継続的にフィールドに立つことができずに、結局1INTも記録しないまま退団となりました。
フリーエージェントとなった Buchanon を拾い上げたのは Tampa Bay。
3勝2敗と、今季意外な好発進をしているTBで、Buchanon 自身も意外な活躍を見せているようです。
一年前、テキサンズは早まった決断をしたのか・・・。
CBはスタッツから読み取れないものも多いですが。過去2年間の比較。

● Phillip Buchanon
SeasonTeamGGSTak-TotalTak-SoloTak-AstSckPassDefIntInt-Yds
2007 TB 5 3 22 22 0 0.0 6 1 19
2006 TB 10 4 24 20 4 0.0 5 2 0
2006 HOU 4 0 2 2 0 0.0 1 -- --
2005 HOU 10 6 35 29 6 0.0 4 -- --


● DeMarcus Faggins
SeasonTeamGGSTak-TotalTak-SoloTak-AstSckPassDefIntInt-Yds
2007 HOU 5 5 20 17 3 0.0 4 -- --
2006 HOU 11 10 29 26 3 1.0 7 2 0
2005 HOU 13 10 50 42 8 0.0 6 -- --


関係ないですが、P.Buchanon はPHIのDE Jevon Kearse のいとこでもあります。


2007年10月9日

新天地で - その①

CARのQB J.Delhomme が右肘の手術を受けることになり、今季残り絶望となりました。
かわって 1st String QB となったのは、そう、今オフにテキサンズより移籍した David Carr です。
既に今季2試合で先発。決して良いパフォーマンスではありませんが、WEEK5ではディビジョンライバルのNOに、16対13と競り勝ちました。
Carrといえば、02年ドラフトでエクスパンションチーム・テキサンズへ全体1位指名で入り、チームの顔として5年間ほぼフルに先発したQB。しかし、チームの不振の責任を負う形で今オフに放出、FAにてCARより拾われたのでした。
放出は一部からは、テキサンズのスケープゴートにされたと語られていますが、個人的には妥当な判断だったのではないかと思っています。

Carrは、身体能力には優れるものの、NFLのスターティングQBとしては判断力とポケットに留まる力(Pocket Presence)に欠けるのではないかという印象があります。
キャリアを通して大量にサックを浴び続けているトラウマからでしょうか、少しプレッシャーを受けると、オープンなレシーバーを見つける前に(というか見つけられずに)すぐスクランブル。ポケットの外に出てしまことで更にサックかタックルを浴びるという悪循環に陥ってたのではないかと思います。
長くポケットにいられず、第2、第3ターゲットを素早く見つけてパスをフィードする能力に長けているわけでないので、必然的にパスは短いヤードのものが主体に。折角の強肩を活かすことができませんでした。
決定力も、昨季後半10試合でTD数はわずかに2つ、先発QBとしてはやはり物足りない数字です。
もちろん、チームの負けや、オフェンスの不振を全て Carr の責任とすることは酷ですが、逆に、テキサンズの弱点を O-Line や A.J.に次ぐ第2WRがいない、という点だけに焦点を当て、スケープゴートと批判するのも間違いかなと思います。
まあ、もうオフシーズン中の古い話ですが。

いずれにせよ、今季のCARでの Carr の活躍、楽しみに期待したいと思います。
まだまだ先のある選手なので、今オフのドタバタが Carr にとっても、テキサンズにとっても、互いに良い動きだったと後に振り返って言えると良いですね。

ここ2年のQB Stats(Passing)
● David Carr
Season Team G GS Comp Att Pct Yds Avg TD Int Sck SckY Rate
2007 CAR 3 2 32 62 51.6 330 5.3 2 2 5 35 64.6
2006 HOU 16 16 302 442 68.3 2,767 6.3 11 12 41 240 82.1


● M.Schaub
Season Team G GS Comp Att Pct Yds Avg TD Int Sck SckY Rate
2007 HOU 5 5 111 157 70.7 1,299 8.3 5 4 8 63 95.5
2006 ATL 16 0 18 27 66.7 208 7.7 1 2 2 8 71.2

2007年10月8日

WEE5 結果 vs MIA

!!注意:下記にはWEEK5の試合結果が書かれています!!


たった今試合が終了しました。
かなりヒヤヒヤ、かなりイライラする試合でしたが、逆転の勝利!
しかし2週続けてホントにひどい試合でした。特に前半はボロボロ。
MIAが相手で助かりました。(MIAファンの方、すみません・・・)
警戒していたはずの RB R.Brown には 23Att/114Yds/1TD とやられました。
テキサンズは、R.Dayne が目を覆いたくなるような 16Att/40Yds/1TD。
バックアップQBの C.Lemon にはプレッシャーを与えられず、15/27、151Yds 投げられました。
攻めでは、相変わらずゴール前で得点できず。初回のドライブこそ1st down残り2ヤードからTDをあげることができたものの、R.Dayne が4回連続走ってやっと奪ったものでした。
残り試合わずかでMIA 4ヤードまで詰め寄ったときはTDあげられず、FG止まり・・・。
あとT.O.バトルも、2-1で負けてました。

・・・うーん、勝てたのが不思議です。
内容的にはかなり不満が残りますが、でも勝ちは勝ち。とりあえずこれから気持ちよく寝れそうです。
良かった点 :
K.Brown、文句なし今日のMVP。54、43、54、20、そして試合終了間際の57ヤードFGを決め、先週のミスを十分に取り返す大活躍でした!50+ヤードのFG×3つはNFLタイ記録です!
C.Brown、第3Q開始直後に反撃ののろしとなるINTを奪いました。ここ2試合T.O.を奪えていなかったので貴重なINTでした。
M.Williams、4試合ぶりのサック記録です。

WEEK5 vs MIA
WIN : 19 - 22
[ HOU ]
Total Net Yards 352
Penalties-Yards 6-60
Time of Posession 31:10
Total Turnovers 2

[ MIA ]
Total Net Yards 285
Penalties-Yards 6-50
Time of Posession 28:50
Total Turnovers 1

2007年10月7日

WEEK5 予想 vs MIA

今週の勝負の分かれ目はずばりランです。
Green を欠く連敗中のここ2戦はランがまったく出ず。
しかし、MIA は現在リーグ最下位のランディフェンス。1試合平均199.2ヤードを許しています。
今週こそはすかっとした走りが期待できるはず!

対するディフェンスでは、注意すべきはただひとり、RB Ronnie Brown。
目下ラン+パスレシーブの Yards from Scrimmage でリーグ1位(559Yds)、しかも2戦続けて200Yds+と大爆発しています。
テキサンズ相手に200Yds+を獲得し3週連続とすると、NFL史上たった二人目の大記録となります。いままで果たしているのはあの Walter Payton ただ一人です(1977年のことです)。
我が本拠地でそれを許すわけにはいきません!そして必ずや阻止できるはず。
何せテキサンズのランディフェンスは只今リーグ6位(80Yds Avg)!!

ランで稼いで、相手のランは止める。きっちり勝ちましょう。

予想 : (WIN!) 24 HOU - 10 MIA

過去の対戦 :
2回対戦し、テキサンズが勝利しています。相性よし!
昨シーズンWK4では、Mario が 2 point コンバージョンのパスを叩き落として 17-15 で辛くも勝利。昨季テキサンズの1勝目でした。

2007年10月5日

決定力不足

早くもシーズンの4分の1が終わりました。ゲームで言えば第1Qが終了したところ、出遅れたチームもまだまだ挽回できる時間です。
テキサンズは2勝2敗。開幕連勝スタートだっただけにこの2週間はちょっと残念でしたが、この2敗も、王者IND相手の激戦と、主要スターターを怪我で欠いての敵地での負け。
まずまずの1Qだったかなと思います。
ここで、去年の開幕4ゲームと比較してみました。

2006
WK1 L vsPHI 10-24
WK2 L @IND 24-43
WK3 L vsWAS 15-31
WK4 W vsMIA 17-15

2007
WK1 W vsKC 20-3
WK2 W @CAR 34-21
WK3 L vsIND 24-30
WK4 L @ATL 16-26

昨年はひどい出だしでしたが、テキサンズの得失点に大きな違いがあることに気がつきます。
得失点差は、06年の開幕4戦では -47(得:66/失:113)、今年は 14(99/80)。
ちなみに、昨季全体では得失点差 -99(267/366)。今年はこのままのペースを維持すると 14 x 4 で 56となります!かなり単純な発想ですが・・・。
当たり前ですが、より得点を多くあげ、失点を少なくしたチームがゲームに勝ちますので、これだけ見ても、今年のテキサンズはいけるぞ!!と言いたいところなのですが・・・。
ひとつ気になるデータがあります。それは Red Zone と Goal to Go Efficiency。

● Week1-4 Efficiency
YearRed Zone SUCCRed Zone ATTRed Zone %Goal to Go SUCCGoal to Go ATTGoal to Go %
20066967%6786%
200741331%2540%


得点圏に入ってからの、この決定力のなさ。ゴール前で確実に得点ができるプレイができていない状態が見て取れます。
これから上を目指すにあたり、ここは要修正です!
個人的には、今季未だTDのない TE O.Daniels あたりをもうちょっと有効に使えればと思うのですが。

2007年10月2日

問題児たち

テキサンズの公式ページを見ていたら、面白い記事を発見しました。
抜粋 :
"A Texans fan who calls himself Muddy suggested Monday that general manager Rick Smith should trade their first-round pick to Atlanta for disgruntled cornerback DeAngelo Hall."

Muddyというテキサンズ・ファンの案で、ドラフトの1巡指名を出して、ATLのコーナーバック DeAngelo Hall とトレードしてはどうか、という内容です。
D.Hall というえば、WK3のCAR戦でペナルティーの連発で負けのきっかけを作り、カッとなってサイドラインでコーチ陣とひと悶着、その後チームから罰金とHOU戦での第1Q出場停止の処分を受けた問題児です。
Petrinoコーチとそりが合わず、今回の件をきっかけに確執が深まり、放出の憶測が広まっています。
ペナルティーはあったものの、CARの S.Smith を1Rec、10Ydsに抑えた実力はさすがプロボウラー。第2CBが弱いテキサンズとしては魅力的な人材ではあります。
※ちなみに同じ S.Smith 相手にテキサンズは8Rec、153yds、3TDsと大暴れされました。

が、この動きはメリットよりリスクの方が大きすぎるかなと個人的には反対です。
理由はこんなところでしょうか。
1.チームの和を乱す恐れがある。(個人的にこういう熱い選手は好きですが)
2.デプスが薄いテキサンズとしては、色々補強ポイントがあるのでドラフト権を手放すのは痛い。(来ドラフトの2巡目指名権も既に Schaub トレードで失っている)
3.D.Hall の契約金。間違いなく高くなるので、今後若手等に投資できる金がなくなる。(ただでさえテキサンズは懐事情が悪い)
4.今年4巡でCB Fred Bennett を指名しており、初戦で怪我をして未だ実力は未知数なものの、彼をもう少し試して成長させた方が良い。(もうすぐ復帰予定)

もう一人。2002-03年にランで3,225ヤード稼いだ RB Ricky Williams のNFL復帰話があります(戻れるかはまだ未定)。
復帰が認められ、MIAが契約を放棄したらテキサンズが獲得してはどうか、という話をどこかで目にしました。
でもこれもあまり良い考えとは言えなさそうですね。
D.Hall と同じく、個人プレー(というか勝手気ままキャラ?)でチームの和を乱す恐れがありますし、何より年齢とブランクから、NFLでどこまで通用するかが未知数です。ベテランRBは既に A.Green に大型投資していますしね。

ところで、問題児といえば、代表格の T.Owens と R.Moss は随分と大人しくしていますね。
自分のところにパスが多く投げられ大活躍していますし、チームも無敗で文句のつけようもない、といったところでしょうか・・・。羨ましいですね。

2007年10月1日

WEEK4 結果 @ATL

!!注意:下記にはWEEK4の試合結果が書かれています!!


試合残り、6:03秒、テキサンズ自陣32ヤードラインからの攻撃
1-10-HOU 32 (6:03) M.Schaub → O.Daniels : HOU 43へ11ヤードパス (タックル : L.Milloy)
1-10-HOU 43 (5:30) M.Schaub → K.Walter : HOU 49へ6ヤードパス (L.Milloy)
2-4-HOU 49 (5:11) M.Schaub → O.Daniels : パス・インコンプリート
3-4-HOU 49 (5:04) M.Schaub → K.Walter : ATL 16へ35ヤードパス (L.Sanders)
1-10-ATL 16 (4:36) M.Schaub → J.Cook : ATL 12へ4ヤードパス (S.Nicholas)
2-6-ATL 12 (4:16) J.Cook : ATL 11へ1ヤードラン (J.Anderson)
3-5-ATL 11 (3:37) M.Schaub → J.Cook : ATL 7へ4ヤードパス (M.Boley)
HOUのタイムアウト #2 残り03:07
4-1-ATL 7 (3:07) M.Schaub : ATL 3へ4ヤードラン (L.Milloy)
1-3-ATL 3 (2:49) E.Salaam : Offensive Holding、10ヤードのペナルティー
1-13-ATL 13 (2:45) M.Schaub → D.Anderson : パス・インコンプリート
2-13-ATL 13 (2:39) M.Schaub : 13ヤードラン、タッチダウン!!
・・・ATLがチャレンジ成功し、タッチダウン取消。記録は、M.Schaub : ATL1へ12ヤードラン (C.Crocker)
ATLのタイムアウト #1 残り02:16.
3-1-ATL 1 (2:16) M.Schaub : ATL 1でファンブル、ボールが転がり ATL 7 で out of bounds
4-7-ATL 7 (2:10) K.Brown : 25ヤードFG失敗

・・・情けない。試合を決定付けたこのドライブをはじめ、以前の弱いテキサンズに戻ってしまったかのような無様なゲームをしてしまいました。
オフェンス、ディフェンス、スペシャルチーム、コーチング、全てチグハグ、全敗ATLにいいようにやられてしまいました。

WK4の敗因分析をすると :
① 最後の詰めが甘い
RED ZONE EFFICIENCY 0/3 - 0%
GOAL TO GO EFFICIENCY 0/2 - 0%
ゴール前まで迫っても得点できない。

② 3rd down short からの 1st down 更新もできない
3-3や、3-1から R.Dayne のランを再三止められダウン更新できず、Schaubのパスインコンプリートで失敗の場面もあり。対するATLは 46%(7/15)の3rdダウン更新率。更新できないまでも、ボールを得点圏に進められFG献上という状況も目立ちました。

③ 走れない
ラン22回、87ヤードは平均4.0ヤードだが、最長のR.Dayneの25ヤードランを除けば62Yds/21Att/3.0Avgとひどい出来。OLがレーンを開けられない。Dayneも走れない。走れないしダウンも更新できないから時計もコントロールできない。ATLランも抑えたものの、Time of posession は、HOUが25:48、ATLは34:12と差をつけられた。

④ ターンオーバー
Schaubは初のINTゼロだったものの、サックされファンブル一つ。V.Leachもファンブル。逆に、ディフェンス陣はWK3に続き一つもターンオーバー奪えず。

⑤ QBプレッシャー
期待のDLもプレッシャーを与えられず。”あの”Harrington (ファンの方すみません)に23/29、223Yds、2TDと好き放題やられる。Amobiは3戦連続のサックを記録したものの、Marioは?Travis Johnsonは?

⑥ プレイコール
試合を通して問題あり。特に3rdダウンやゴール前での攻め。コーチチャレンジも、Kubiakは1つ失敗しタイムアウト献上。Petrinoは2つとも成功、うち一つは貴重なHOUタッチダウンを帳消しに。

⑦ ペナルティー
7回の反則で78ヤード献上。お粗末。

⑧ D.Faggins
もう名指しで批判も仕方なし。⑦ペナルティーも Faggins のエラーが大半。途中でベンチに下げられたけど時既に遅し。恐れていた D.Robinson の怪我もあり、HOUセカンダリーは危機的状況。

・・・やれやれ。ホントにがっかりさせられる試合でしたが、ここはATLを称えて、また一から出直しましょう!
ファンブルロスしたものの、Schaubのパス(28/40、317Yds、1TD)は安定性があり、A.Davis(5Rec、117Yds、1TD)も頑張って A.J. の穴を埋めてくれました。
次戦は、ホームにていまだ未勝利のMIAと対戦です。今度こそ本当に負けは許されません。

WEEK4 @ ATL
LOSS: 16 - 26
[ HOU ]
Total Net Yards 398
Penalties-Yards 7-78
Time of Posession 25:48
Total Turnovers 2

[ ATL ]
Total Net Yards 304
Penalties-Yards 2-20
Time of Posession 34:12
Total Turnovers 0

ちなみに、古巣対戦した面々は、予想に反してみな良い結果をおさめました。むしろ負け試合となったのは我らが Scuab とテキサンズだけ。痛たたた・・・

13 BAL @ CLE 27
J.Lewis(RB) : 64ヤード、1TD。リーグNo.1ランディフェンスのBALから今季初のラッシングTDを奪って勝利に貢献。

35 OAK @ MIA 17
D.Culpepper(QB) : ランで3TD、パスで2TDと全タッチダウンに絡む大活躍で勝利。

30 KC @ SD 16
D.Edwards(LB) : 8タックル(7 solo/1 ast)でおお番狂わせに貢献。

14 PHI @ ARI 21
K.Whisenhunt(Coach) : PITランオフェンスをうまく抑え、初の黒星を与える。W.Parker は18キャリー37ヤードに抑えられ、自身の連続100+ヤードラッシングも4試合で止められる。