2008年11月19日

延長ルール

今週、リーグでも珍しい引き分け試合がありました。
PHI@CIN、13対13。実に2002年11月10日以来となるタイゲームです。
試合後、PHIの QB McNabb が、「これまで引き分け試合など経験したことがない。そもそも引き分けがルールブックにあることすら知らなかった。」というような驚くべきコメントを残し、話題になっています。
これまで一勝しかしていないCINに対し、PHIは NFC EAST にあり熾烈なプレイオフ争いを展開中。
この一分けのダメージが大きいのはPHIの方なのは明らかで、McNabb のコメントも悔しさからつい口を出たものかな、と個人的には思ったりもします。さすがに知らないことはない、ですよね…。

さて、McNabb コメントの真偽のほどはともかく、かねてから賛否両論あったNFLのオーバータイム・ルールに、今改めてスポットライトが当たっています。
4時間弱にも及ぶ長丁場の結果が引き分け、決着つかずではファンも応援した甲斐がない。
そもそも、先に得点した方が勝ちというのでは、延長前のコイントス(=運)次第という印象が強い。
という声があり、必ず決着がつき、互いのチームに同じ回数だけの攻撃権が与えられるカレッジルールが良いというファンも多いようです。

カレッジの延長ルール:
- キックオフがなく、敵陣25Ydsから攻撃をはじめる
- 上記得点の有無にかかわらず、攻守交替して反対チームが同様に25Ydsから攻撃する
- 互いにオフェンスシリーズ展開後の得点を競い、同点の場合はもう1ラウンド(シリーズ)実施
- 3シリーズで決着がつかなかった場合、TD後のExtra Pointで必ず2Pointを狙わなければならなくなる
- 点差が出るまで繰り返す

私自身は、これまで特に延長ルールに疑問は感じていなかったのですが。
JAC戦で一度も攻撃権を与えられることなく延長で負けてしまった時はたしかに悔しい思いをしました。
それでもルールではなく、あっさりヤードを許したディフェンスのざるさ加減に腹が立ちましたが。
確かに少なくとも1度は両チームが攻撃できるチャンスがあっても面白そうだなとは思います。
ただし、スペシャルチームも重要な試合の要素なので、その楽しみがなくなるカレッジルールもどうかなとも思います。
皆様はいかがでしょうか?



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