2009年9月30日

依然闇の中

Frank Bush 就任時の記事。
http://texamaniac.blogspot.com/2009/01/frank-bush.html
悲しいかな、就任時に抱いた不安が3週を過ぎた時点で見事に現実のものとなってきました。
JAC戦翌日の会見で、Kubiak はセカンダリーとDLで新選手の起用を試みるというような発言をしました。
先日サインした S Bernard Pollard、Practice Squad の Tim Jamison、Jesse Nading らの名前が挙がっているようです。
まあこれ以上ないというくらいの酷い状態なので、何とか打開しようと色々試すのは良いことですが。
タレントをかえればうまく回るというような状況ではないように思えます。
事実、タレントだけを客観的に見れば、昨季と比べ特にLB陣の層は厚くなっていますし、DLでも Barwin や Antonio Smith を補強、抜けた T.J. も Shaun Cody と比べるとどっこいというところで、間違いなく選手層は厚くなっていると言えます。
※DB陣は弱小でタレントがあるとは言えませんが、去年と比べると遜色ない
にもかかわらず、この結果。開幕週だけならいざ知らず、3週続くとどこかに致命的な問題があるとしか考えられません。
コーチでしょうか?プレイコールでしょうか?チームの若さでしょうか?新スキーム習得までのラーニングカーブでしょうか?
それがわかって解決に乗り出せるまでに、シーズンの大勢が決まっていないと良いですが…。
Frank Bush 体制で乗り出したはじめの3戦で、チーム守備はリーグ最下位。'06年の Richard Smith 初陣のときも同様。
当時と同じ道を歩み、6-10で終わらないことを祈るばかりです。

怪我人情報:
ゲーム中気がづきませんでしたが、LB Chaun Thompson が膝の怪我で離脱しました。手術の可能性が高く、IR入りの噂もあるようです。
WK1で2つの無駄な反則はありましたが、Thompson はスペシャルチームの主力の一人。スペシャルチーム自体があまり日の目を見ないので地味な働きではありますが、今季のカバーチームはなかなか頑張っていただけに、欠けた場合の影響が心配です。





2009年9月28日

WK3 結果 vs JAC

!!注意:下記にはWEEK3の試合結果書かれています!!



vs
jac.gif
LOSS : 31- 24

自分が真のテキサンズファンだなと思う瞬間。
惨めな試合で情けない負けを喫しても、ショックや憤りを通り越して「またか」と思えてしまうとき。
JAC戦も、残念ながらそんな試合となってしまいました。
TEN戦での大勝から一週間、ムラのあるテキサンズで唯一安定しているのは、ビッグプレーを連発される不甲斐ないディフェンスただ一点。
試合のレビューも書く気になりませんが、試合のポイント。

- JACでたった一人のプレイメーカー、唯一抑えれば良い M.Jones-Drew に61Ydsを含む23Car/119Yds/3TD。これで30Yds越えの被ロングTDはなんと既に3個目。
- 二人のルーキーが守るOL相手に、0Sck。

DLはいつも通りランを止められず、どころかRBに触ることもできずビッグプレーを許し。Garrard に永遠とも思えるくらい投げる時間を与え。
LBはポジション取りが悪ければ、タックルのアングルの悪さも修正できず。
セカンダリーも、弱小WR陣に良いようにやられ、パスカバーも出来なければランも止められず。

これで3試合平均で、相手オフェンスに許したヤードはランで204.7Yds、トータルで436.3Yds。ちなみに1勝もあげられなかった昨季のDETでさえ、平均ヤードは404Ydsでした。
しかもここ3戦で戦ったのはいずれもオフェンス力が決して高いとは言えないNYJ、TENとJAC。
INDとの対戦が楽しみになってきました。
Schaub がフィールドに立つたびに点を入れないと勝てないのではないかと思えるほどのずさんさで、
Frank Bush の言う「アグレッシブなディフェンス」という言葉に悲しいかな滑稽さすら覚えてきました。本当に笑えるくらい歴史的にひどい守備です。
これならビッグプレーを許さなかっただけ、Richard Smith の方がマシだったと、既にバッシングがはじまっています。さもありなん。
気になるのは試合後の談話で、何故ビッグプレーを許すのかという問いかけに、Bush 自身「正直わからない」と答えていること。

出口の見えないフランチャイズの迷走はまだまだ続きそうです。
とりあえずファンタジーフットボールをやっていてOAKの RB D.McFadden がチームにいる人。次戦は McFadden を先発させるのが得策です。

[ JAC ]
Total Net Yards : 398
Penalties-Yards : 5-40
Time of Posession : 30:52
Total Turnovers : 1

[ HOU ]
Total Net Yards : 397
Penalties-Yards : 5-60
Time of Posession : 29:08

Total Turnovers : 2

2009年9月26日

WK3 予想 vs JAC

TEN戦での大勝利から一週間。Battle Red Day です!
ホーム2戦目となるWK3のテキサンズは、果たしてどんな闘いっぷりを見せてくれるのでしょうか。
昨季TENに勝利した翌週にOAKに負けたように、気が抜けたような試合をするのか。はたまた、カモとしている相手JACに、いつも通り相性の良いところを見せてくれるのか。
A.Jをはじめ、テキサンズ選手がTEN戦で見せたヒートアップっぷり、そして敵地の厳しい環境で大逆転劇を演じたハートの強さを信じて、個人的には勝利、それも攻守両面で圧倒するような大勝利を期待したいと思います。
JACは、昨季WK7の Bye Week 以降、レギュラーシーズンで2-10と低迷中。
両OTに新人を起用し、元から弱いWR陣も Troy Williamson がIR入り、守備側でも DE Reggie Hayward がIR入り。俄仕込みの3-4守備も不発で、これまで1サック、先週はARIの Kurt Warner にパス成功率の新リーグ記録達成を許すなど、手負いの豹、といった状態です。
ここで負けるわけにはゆきません、いや、負けるはずがありません。
注目ポイント:
- WK2では、TEN唯一の武器である C.Johnson に良いようにやられました。JACオフェンス唯一の脅威は同じくRBの Maurice Jones-Drew。この試合ではビッグプレーを抑えることができるか、要注目です。2試合で既に存在感を発揮している Cushing に期待。
- Slaton のランが復活するか。JAC相手にNYJ、TENと同レベルの活躍しかできない場合、先行きは暗い。テキサンズ得意のプレイアクションパスを活かすためにも、また、TOのリスクを減らすためにも(もっとも Slaton のファンブル癖が今一番痛いところですが)、ランオフェンスが安定しないとこの先の試合で苦しむことになる。
- パスラッシュの観点で、未だ結果が出ない Frank Bush のアグレッシブなディフェンス。JACは1サックながら、テキサンズもわずか2サックと、プレッシャー不足は解消されていない。若いOL相手にそろそろ爆発して、Garrard を転がしたい。

予想 : (WIN) JAC 17 - HOU 28


2009年9月25日

Pitts と Pollard

テキサンズの全114試合に出場してきた Chester Pitts がIR入りしました。
TENの試合中に負った右膝の怪我が原因で、水曜日に手術を行い、そのままシーズンエンドとなりました。
只でさえランプロテクションがボロボロの今年のOLineですが、中心選手でリーダーである Pitts の早期離脱は大きな痛手となります。
なお、Pitts は今年が契約最終年で、年齢的に30歳ということもあり、恐らく来年はテキサンズに戻ってこないのではないかという意見が支配的です。
2ヶ月は松葉杖生活、完治には6ヶ月要すると報じられていますが、特に回復具合が思わしくない場合は、噂通りテキサンズへのカムバックは確かに難しいかもしれません。
Pitts のかわりには、07年6巡指名の Kasey Studdard がスタメンに入ります。
Studdard に問題があった場合、残るGは Chris White と、これまで期待した動きを見せていない Antoine Caldwell がいるだけ。両選手とも開幕2戦は inactive となっており、ここにきてOLのデプスが心配になってきました。

Pitts 離脱によりあいたロースタースポットには、前KCのS Bernard Pollard が入りました。
06年2巡指名でKC入りした Pollard は、昨季NEの Tom Brady をIR送りにしたヒットで有名になりましたが、昨季は98TCKでKCのリーディングタックラーだった選手。
パスカバーはともかく、ハードタックルが持ち味で、ランディフェンスに長ける選手なので、足でロングゲインを稼がれる今年のテキサンズにとって救世主
となるかもしれません。
※弱小KCから放出されたくらいなので過度な期待は禁物ですが・・・。

最後に、ロースターの動きと関係ないですが、TEN戦での喧嘩騒ぎを受け、A.J. と Jacoby Jones に罰金が科せられることが決まりました。
罰金だけで済んで、出場停止等の罰則がなかったのでホッとしました。
それにしても、A.J.。いつもは口数少ない大人しい選手ですが、Cortland Finnegan がよほどうざかったのか、大声でのやりあいに始まり、サイドラインの喧嘩まで。初めて熱い姿を見ることが出来ました。
そして熱くなっただけでなく、しっかり結果を残してプロボウラー3人を出したTENセカンダリー陣を粉砕したあたりはさすがでした。



2009年9月23日

ランフェンス

昨日に引き続きまして、本日はランオフェンスのブレイクダウン。
と言いつつ、特にブレイクダウンと言えるような内容はなく。
ランオフェンスのまずさは、Kubiak が言っているように、プレーコール、O-Line、RBと全てに原因があるというのが現状です。
O-Line は、特に両GとCの出足の悪さと、DLに押し込まれてしまう力の弱さが目立ちます。
Aギャップ、Bギャップをすぐに相手LBに詰められ、RBが走りぬけられる穴がほとんど開いていないという状況です。
が、ランニングレーンがあったとしても、瞬時に判断して攻められないのが今年の Slaton。
バルクアップしたパワーで第一タックルを跳ね返そうというつもりなのか何なのか。ルーキー時代に見せていた瞬発力がすっかり影をひそめています。
更に悪いことに、昨年後半より急に出てきているファンブル癖。TEN戦でも、Duane Brown がリカバーしたため大事に至らなかったものの、2FUMを記録。これで20数キャリーで今季3FUMと不名誉なスタッツになっております。
後半、C.Brown のRB起用が目立ちましたが、ファンブル癖を避けてのことか、はたまたランが出ないからか、もしくはパスブロックに劣るからか、上記のすべてか。理由は定かではありませんが、Kubiak らの信頼が少し傾きつつあるのかなという気がしております。
それでも、スクリーンパスを受けた時等、オープンに出れたときのスピードはやはり秀逸。
何かきっかけがあれば再浮上できると願っています。
そして、Shanahan にも是非、ランゲームをもう少し手伝ってほしいところ。
C.Johnson にやられたようなドロープレイや、カウンターのラン等、いろいろな攻めのパターンが見たいところです。
次の相手は、JAC。NYJ、TENに比べると守備が緩いチームなので、是非この試合でしっかりと数時を出してほしいものです。

2009年9月22日

ランディフェンス

敵地でのフランチャイズ史上ベストゲームの興奮が依然冷めやらぬ中ではありますが。
油断をしていると昨季OAKにやられたように足元をすくわれる可能性があるので、更に上を目指すために、冷静に課題分析をしたいと思います。
開幕2試合で諸々修正点が見えてきているテキサンズですが、最も大きいのはラン守備、そしてラン攻撃の2点です。
WK2が終わった時点で、ランディフェンスは215.0Yds/Gameでリーグ最下位、ランオフェンスも50.5Yds/Gameで最下位となっております。言わずもがな、立て直しが急務です。

今回は、守備側に焦点を当てて分析したいと思います。
TEN戦でも、勝ちはしたものの、C.Johnson に16Att、197Yds、2TDと記録的な活躍を許しました。
2TDは、いずれも57Yds、そしてTENチーム記録と並ぶ91Ydsというロングラン。
プレシーズンのMIN戦から、テキサンズはどうもランでビッグプレーを許す傾向にあります。NYJ戦でも然り。
試合通じてそこそこランを止められてはいるものの、たまに超ビッグプレーを許すという何とも嫌な流れになっております。
TENでの C.Johnson のロングTDランに関して、Alan Burge が興味深い分析をしております。
http://www.examiner.com/x-778-Houston-Texans-Examiner~y2009m9d21-A-closer-look-at-Chris-Johnsons-three-touchdowns--Part-I
http://www.examiner.com/x-778-Houston-Texans-Examiner~y2009m9d21-A-closer-look-at-Chris-Johnsons-three-touchdowns--Part-III

自分でもリプレーを再三見てみましたが、特にTEN戦においては、Frank Bush のアグレッシブなプレーコールが裏目に出てしまったかなという気がします。
特に顕著なのは、91YdsのTDラン。3rd and 10 からのこのプレー、パスを読んで Collins へのプレッシャーをかけるために、スクリメージラインあたりにテキサンズの選手が10人もラインナップしています。
ブリッツをしかけた DeMeco が団子状態になったラインで掴まってしまい、一番 C.Johnson に近いところにいた Tim Bulman も、深追いし過ぎて Johnson にスピードで交わされます。
そこから先は、TENのOLを褒めるべきかもしれませんが、Cushing が最初のロングランTDと同様に、C Kevin Mawae に完全に抑えられ。最後に一人残っていた Wilson も LG Eugene Amano のブロックに阻まれます。
57YdsTDランとなったはじめのロングランは、3rd and 17 という状況だっただけに更に悲惨で、このプレーではREに位置した Connor Barwin がエッジラッシュで突っ掛け過ぎたのが結果的に大きな失敗となりました。
LT Michael Roos の外から回り込むようにラッシュをかけた Barwin でしたが、Roos のインサイド側のレーンを C.Johnson が走りぬけ、一気にプレー外に。Roos がそのまま C.Johnson をリードして、S Barber にキーとなるブロックを見舞いました。
Barber が捕まっただけではなく、Cushing が前述したように Mawae のブロックに阻まれ(良い位置にいたが、C.Johnson が外に出るか内に出るかで一瞬躊躇したように見える)、CB McCain が WR Kenny Britt に抑えられ、アウトサイドレーンを開けてしまったのも問題でした。
Bush の守備は昨季と比べると確かににアグレッシブさは伝わってきますが。QBサック等の成果もまだ見えていないのが現状。
成熟させるのにまだまだ段階を踏む必要がありそうです。
とは言え、休む間もなく次戦はJACのMJD。このビッグプレー癖はすぐにでも修正する必要があります。







2009年9月21日

WK2 結果 @TEN

!!注意:下記にはWEEK2の試合結果書かれています!!




@ten.gif

WIN : 34 -31

ヒューストン内外のファンやメディアから叩きに叩かれた開幕戦から1週間。
あのチーム状態から、まさかTENに Nashville で勝てるとは思っていませんでした。
フランチャイズ史上ベストゲームと言って良い勝利で、08年とは違うぞというところを見せてくれました。

特にディフェンス側で、ボーンヘッドプレーが幾つかありましたし、不用意なペナルティーもありました。TENの失敗にだいぶ助けられた場面も多くありました。
それでも、遂にプレイオフチーム、それも昨季AFC首位だったチームの敵地にて勝利し、しかも7-21、24-31という点差から盛り返しての逆転劇。"ソフト"なテキサンズの汚名を晴らせた一戦となりました。
今後上を目指す上で修正点はかなりたくさんありますが、今はこの貴重な、そして大事な大事な一戦での勝ち星に酔いしれたいと思います。

- Schaub は25/39、4TD、0Int、0Sck、127.8Rateと完璧な内容。メインターゲットは当然A.J.で、10Rec、149Yds、2TDと大暴れ。その他、O.D.や Jacoby、Dreessen も素晴らしい活躍を見せてくれました。
- O-Line はランプロテクションはボロボロだったものの(TENの守備も褒めるべきではあるが)、過去ベストと言えるようなパスプロテクション。Duane Brown も、Kyle Vanden Bosch をほぼ封じ込め、成長したところを見せてくれた。
- Kyle Shanahan のプレーコールもアグレッシブで言うことなし。確かにランは止められたが、捨てることなくコンスタントに織り交ぜることで、WK1では見られなかったプレーアクションパスが面白いように当たっていた。A.J.独走のTDでも、プレーフェイクに Safety の Michael Griffin が引っ掛かった結果。TENのDB陣は、深追いし過ぎでフェイクにかかりやすいとPIT戦後に書いたが、正にその通りとなった。
- ターンオーバー0回で、+2差。
- 4th Down でのダウン更新が、2/2の100%。
- Cushing がチームトップの10Tck。期待されたパワーと爆発力は見もの。ランプロに入ったTENのFBをふっ飛ばし、Chris Johnson も確実なタックルで仕留めていた。
- Mario は一人別の次元でプレーしている。恐らく今年は今まで以上に調子が良いのではないかと思える出来。スタッツ上は1.0Sckの記録程度だが、プロボウラー級の左右OTを子供のようにあしらっていた。ブルラッシュで Michael Roos を試合中ずっと押し込んでいた。また、試合終盤の大事な 3rd Down の場面で、後ろから Chirs Johnson を追いかけてタックルしたあたり、化け物としか言いようがない身体能力の高さを見せつけていた。

チームが高いレベルでプレーできたら、敵地でもプレイオフチーム相手に勝てるということを証明した今回の一戦。
WK1で不発であったオフェンスも、大いに自信を取り戻したことだと思う。
だが、油断は禁物。昨年はホームでTENに競り勝った後、翌週のOAK戦でまさかの敗戦。
集中力を維持し、勝てる試合を今後は取りこぼさないようにしたい。


[ HOU ]
Total Net Yards : 420
Penalties-Yards : 6-40
Time of Posession : 34:03
Total Turnovers : 0

[ TEN ]
Total Net Yards : 449
Penalties-Yards : 8-64
Time of Posession : 25:57
Total Turnovers : 2




2009年9月19日

WK2 予想 @TEN

昨年も今年も、プレイオフ進出へ向け高い期待がかかる中での、2年連続の開幕戦での惨敗。
'08年はアウェイであったこと、また相手がシーズンエンドにはスーパー王者として君臨したPITであったことを考えると、今年の方がダメージが大きいかもしれません。
そんな昨季WEEK1のレビュー記事がこちら。
http://texamaniac.blogspot.com/2008/09/wk1-pit.html

読み返してみると、まるでNYJ戦のことを書いているかのような内容。
恐ろしいことに負けっぷりが同じで、成長の跡が見られないのがなんとも残念なところです。
そして嫌らしいのは、昨季は、ハリケーンIKEによる Bye が入ったあとの、2戦目でも大負けしたこと。しかもその時の相手が、今回同様敵地でのTENとの対戦です。
ここで、去年とは違うところを何とか見せてほしいところですが…。過去 Nashville での対戦は、7度して1勝6敗。タフな試合となりそうです。

テキサンズが勝つためには:
- O-Line が D-Line に競り負けないこと。Haynesworth がいなくなり、Myers にとってはNYJよりはやり易い相手になったが、両ENDのパスラッシュは脅威。Duane Brown と Eric Winston にステップアップしてもらう必要があります。また、PIT戦での反省と、NYJ戦のテープを見てTENはブリッツを増やしてくる可能性があるので、しっかり対応をしたい。
- A.J.に何とかしてボールを持たせること。昨季ホームで勝利した際には、11Rec/207Ydsと大暴れ。今年は、プロボウラーの Cortland Finnegan が両サイドでの守備を練習しているとされており、先週の Darrelle Revis に引き続き難敵とマッチアップすることが多くなる。が、誰がCBとしてつこうと、A.J.をずっと抑え続けることは不可能。なんとかしてTENパスラッシュをしのぎ、A.J.がルート取りする時間を確保したい。
- ランを止められても、出し続けること。去年、TEN相手に唯一100Yds越えランを記録した Slaton (しかも2戦とも100Yds越え)ですが、調子の悪さもあり、TENのマークもあり、3回連続は至難の業。それでも、オフェンスにリズムを作るために早い段階でランを諦めるような状態は避けたい。当然、リードされ追っかける展開というのを防ぐ必要がある。
- 空きスペースに出られる前に、C.Johnson をしっかり押さえて確実なタックルをすること。Johnson は素早いカットバックでディフェンダーのタックルをかわしてトップスピードで抜き去るのが得意な選手。深追いして腕だけでタックルせず、しっかり間合いをつめて身体をあてる必要がある。Cushing に期待。
- K.Collins にプレッシャーをかけること。TENは、今オフにパス攻撃の武器強化をはかってきました。Nate Washington の補強や、Kenny Britt、Jared Cook(怪我のため questionable ですが)の指名等。PIT戦で Collins は恐ろしくパスが正確だったが、ゆっくり投げる時間を与えてしまうと、テキサンズのセカンダリー陣ではボロボロに破壊される危険性がある。

プレシーズンの状態、そしてNYJ戦を見て、TEN相手に勝てるという予想はつけられませんが。何とか競い合って、立て直した姿を見せてほしいと思います。
個人的には、Chris Brown(RB) と、Jacoby のリターンに期待しています。

予想 : (LOSE) HOU 14 - TEN 24

2009年9月17日

Game Pass Week1 の払い戻し

システムトラブルが起きた Week1 の NFL Game Pass。
一週分の払い戻しがされることが決まりました。
観戦できなかった方で、まだNFLより連絡を受けていない方は、
http://nflsupport.neulion.com にアクセスするか、nflgamepass@neulion.com までメールにてお問い合わせください。

まだ0-1

NYJ戦の後半もようやく見終えました。
いつまでもくよくよと後ろばかり見ていても仕方ないので、今日は数少ないですがNYJ戦で良かったと思われる点を挙げてみます。
- 新人の二人、Cushing と Barwin が良い動きをしていた。Cushing にいたっては、8.0と DeMeco と並びチーム最多のタックス数を記録。Barwin は期待のパスラッシュ・シチュエーションでは良いところがなかったものの(もっとも、パスラッシュは Barwin 以外も不発でしたが)、随所に爆発的なスピード力と身体能力の高さ、そして何よりハッスルプレーを見せてくれた。
- Mario は今年も大暴れしてくれそう。6.0ソロタックルとチーム一。
- ゲーム終盤に T.Jones に突破されはじめるまで、ランはよく止められていた。終盤の崩れも、不甲斐ないオフェンスにより終始フィールドに立たされ疲れたことが原因の一つに見えた。
- O.D.は相変わらずのシュアハンド。オフには契約関係でちょっとしたゴタゴタがあったが、Dunta とは大違い。
- Chirs Brown は、ブランクがあると思えないスピードと瞬発力を見せてくれた。Slaton スランプも、Brown が怪我をしなければさほど心配はないかも、と思える動きだった。

TEN戦には、K.Walter、E.Wilson、J.Reeves ら主力選手も出場予定です。
怪我明けの状態でプレー時間は限られるかもしれませんが、特に Walter は Schaub とオフェンス陣にとっては嬉しい復帰となります。

地元 University of Houston 出身、FA選手のRB Anthony Alridge が practice squad 入りしました。
8人枠の practice squad でかわりに放出されたのが Buster Davis。
やや驚きの人事でしたが、LB陣は Cushing が回復し、問題ないとの判断か。
一方で、RBの追加は、心配されている Slaton の調子がやはり相当悪いということでしょうか。
真意のほどは不明ですが、Houston Texans Examiner の Alan Burge は、TENの Chris Johnson 対策ではないかと指摘しています。
http://www.examiner.com/x-778-Houston-Texans-Examiner~y2009m9d16-Quick-six-a-curious-signing-by-Texans



2009年9月15日

NYJ戦前半の詳細レビュー

昨晩時間ができたので、NYJとの開幕戦の前半のみ観てみました。(嫌々ながら)
目にしたのは、何と言うことはない。これまでずーっと観てきたいつもとかわらない"ソフトな"テキサンズでした。
数ある敗因の中で、最たるものは、オフェンス/ディフェンスともラインのバトルで完全に手玉に取られたこと。
全く成長が見られず、フィジカルに強いチームと対戦するときのいつものテキサンズそのままの姿がありました。
開幕前、"Playoff or Bust"等とチーム内からも声があがっていましたが。PIT、BAL、TENやNYJ等。タフなAFCの相手と対等に渡り合える日が来るのか、甚だ疑問に感じます。
※昨年は、何年かに一度のタフさっぷりを見せてTENに競り勝ちましたが、翌週OAKに負けてるのではなんとも…

さて、NYJ戦前半を観戦しての敗因分析です。
【オフェンス】
- Rex Ryan はテキサンズ攻略方法を完全に心得ているようで、試合序盤、毎プレーと思われるくらい多様な Blitz を見せてきた。O-Line 崩壊の原因は、Myers のフォルトも強いが、完全に混乱状態であったことが大きいように思える。Carr 時代を思いおこすようなふがいなさ。
- Rex Ryan が入念な準備をしてきた一方で、Kyle Shanahan のプレーコールは甚だ疑問。そして例のごとく、全くアジャストができない。完全にランを封じられているのに、懲りもせず 1stDown で捻りもないラン攻撃。ランでも、カウンターを出すとか工夫があって然るべきだった。3rd & Long で投げざるを得ない状況が多すぎた。
- Schaub は(NYGとのスーパーボウルでの Brady でさえそうだったので、どのQBにも言えるが)、試合序盤にヒットされると極端に脆くなる印象がある。判断もパスも鈍る。 怪我により、ブートレッグが使えなかったことが更にプレーの幅を狭めていたのかもしれないが。Sanchez よりよっぽど新人っぽく見えた。
- Slaton は、オフにバルクアップした結果、自慢のスピードが衰えてしまったのではないかという話があがっている。事実、昨年までの爆発力が見えない。が、スピードというよりは、積極性・判断力が鈍っている印象を受けた。掴みかけた試合の流れを止めてしまったファンブルも実に痛い。あまり取り沙汰されていないが、昨年を入れ、ここ5試合で実に3つのファンブル・ロスを記録している。(それまでの12試合では0)。そして Slaton はランが不調だったけでなく、Blitz のピックアップも相変わらず下手。パスブロックでも全く貢献できなかった。2年目のジンクスでただのスランプであると願いたい。
- 前半、私が数えた範囲でA.J.へのパスは2回のみ。リーグトップのWRに2回。同じ過ちを去年もしなかったか!?

【ディフェンス】
- NYJ戦は、オフェンスの非に重しがあると Kubiak もゲーム後言っているが、前半だけ見ているとディフェンスも十分敗因を作っている。期待した Frank Bush のアグレッシブな新ディフェンス。残念ながら、全く効果が出ていない。確かに Blitz は増えたが、QBに全くプレッシャーを与えられていないのでははっきり言って意味がない。前半見ていると、Sanchez をヒットできたのは Adibi の Delay Blitz のわずか一回だけだったように思える。3rd & Long で Blitz をかわされ、悠々とパスを出され、手薄のミドルレンジにパスを通されて、何度もダウン更新を許していた。
- アグレッシブと称す割りに、スナップ前のモーション等、心理的なプレッシャーを与える工夫が一切ない。ヒットできないまでも、色々なディフェンスの型で Sanchez を悩ますことができたはず。テキサンズにやってほしかったことを Rex Ryan にやられ、混乱したのはテキサンズOLと Schaub の方だった。
- McCain はルーキーミスとは言えあれは許されない。
- 守備で最も痛かったのは Ferguson 。そもそもFSをやるべきではない。Eugene Wilson が戻ってくるまではかなり不安材料となる。
- Dunta、靴に"Pay me, Rick" と書いてゲームに出場したそうな。謝罪はしたものの、金のためにやっているというゲーム後の談もあり、いよいよ Dunta の本心が出た形。呆れてものも言えないが、せめてフィールド上でタックルくらいできるようになってから吠えてもらいたい。

後半、観るのがためらわれる前半レビューでした。。












2009年9月14日

WK1 結果 vs NYJ

!!注意:下記にはWEEK1の試合結果書かれています!!



vs New York Jets
LOSS : 24 - 7

昨晩、NFL GAME PASS HD の調子が悪く、生観戦することができませんでした。
が、ひどい内容の試合で、観れなくて正解だったかもしれません。
この敗戦から立ち直るために、冷静に現実を見つめなおすまであと1日、2日はかかりそうです…。
ということで、今はレビューも何もないですが。スタッツだけご紹介。
- HOUオフェンスの総獲得ヤード:183Yds、対するNYJは462Yds、うちランだけで190Yds
- Scahub 18/33 166Yds, 1INT, 2SCK
- Slaton 9CAR, 17Yds, 1.9YdsAvg, 1FUM(Lost)
- A.J. 4REC, 35Yds
- NYJは自慢のパスラッシャー2人を欠いた状態
- NYJは新人QBの開幕デビュー戦。でも38:46間ボールを保持。

やれやれ…。
この試合を見る限り、プレイオフも、勝ち越しシーズンも、Kubiak 残留も夢のまた夢です。

[ NYJ ]
Total Net Yards : 462
Penalties-Yards : 10-80
Time of Posession : 38:46
Total Turnovers : 1

[ HOU ]
Total Net Yards : 183
Penalties-Yards : 6-37
Time of Posession : 21:14

Total Turnovers : 2




2009年9月12日

TENを破る方法

'09年シーズンの開幕戦、TEN@PITは、延長までもつれ込む白熱の大接戦となりました。
前年スーパー覇者に、惜しくも13対10と屈したTENですが、昨季13勝を上げた実力が今年も健在であることをアピールするに足る内容でした。
例年苦手とする相手で、同地区のテキサンズとしては厄介な存在ですが。決して勝てない相手ではないという印象を持ちました。
TENと当たるのは、開幕NYJ戦後の Week2 ですが、TEN@PITの記憶が新しいうちに記事にします。

1. ラン守備は強力だが、特にディープへのパス守備に不安あり?
22キャリーで33YdsとPITランを完全に封じたTENディフェンスですが、スタッツ以上にPITのO-Lineがボロボロだった気がします。
特に3rdDownショートから、ランで Down 更新が出来なかったのはPITの去年からの課題であり。
TENの守備が素晴らしかったからとも言い切れません。(それでも、Albert Haynesworth 不在の中でDTはよく活躍していたと思いますが)
一方で、パス守備ですが。Big Ben にキャリアで3番目となる363Ydsを投げ分けられ、特にここぞという場面でPITを止めることが出来ませんでした。
新DC Chuck Cecil のミスでもあるでしょう。ゲーム序盤に利いていたブリッツを用いずDL4人だけでのQBラッシュを仕掛け、緩いゾーン守備を取ったことで、Big Ben に面白いようにロングゲインを許していました。
ベテラン S Chris Hope も、突っかかり気味で、ハーフタイム直前には立て続けに Big Ben のパンプフェイクに揺さぶられ、その結果が Holmes のTDとなりました。
パスプロテクションさえ持ちこたえれば、今のテキサンズパス攻撃をもってすれば粉砕できる守備だと思います。

2. レシーバー不在
開幕前から(というかここ数年ずっと)言われ続けている、レシーバー・タレントの不足。1巡で獲得した Kenny Britt はサイズもあり良い選手だと思いましたが、Polamalu に食らったINTの時や、ポジション取り(ボールを取りに行かず、スペースに出て待つ傾向がある)等まだまだ課題があり、リーグで安定した活躍を見せるにはまだ時間がかかりそうです。
Justin Gage も、大事な場面でのドロップが目立ちました。
Collins の主ターゲットは、Bo Scaife ということになりそうですが、スピードのあるテキサンズLB陣にとっては特に恐るべき相手ではないはずです。

3. リターナー不在
PIT戦でのリターンゲームはひどいものがありました。テキサンズ戦では Finnegan にかわり、Ryan Mouton がPRとして復帰予定ですが、怪我明けだけに次戦でもスペシャルチームは弱点となりそうです。

4. David Stewart
RT Stewart が、2回ほどイリーガル・フォーメーションの反則で笛を鳴らされていました。シーズン初戦であることが影響しているかもしれませんが。OLB Lamarr Woodley に手を焼いていたことは明らか。
盤石とされるTEN OL陣ですが、付け入る隙はありそうです。



WK1 予想 vs NYJ

2年連続の5割シーズンを経て、今年こそいよいよプレイオフ出場への期待が高まる'09年シーズン。
その出だしとなるホームゲーム、NYJとの対戦ですが、これほど重要な初戦はないかもしれません。
何故ならテキサンズはここ2年、ホームで12-4という好成績。が、裏を返せばアウェイでは4-12と大苦戦しているということ。
大事なホームゲーム、落とすわけにはいきません。
更に、万が一負けるようなことがあれば、2戦目は敵地に乗り込んでのTENとの一戦。
ここ5年間、TENでのアウェイゲームに勝てておらず、万が一NYJ戦を取りこぼすことがあれば、悪夢の2連敗スタートの危険性が高まります。

対戦相手のNYJは、目立ちはしませんが決して侮れない相手。
去年も、両カンファレンスの弱小西地区との対戦が組まれたとは言え、9-7でテキサンズより好成績をおさめております。
更には、NYJの新HCを務めるのは前BAL DCの Rex Ryan。
昨年、テキサンズはホームでBALにオフェンスを完封され13-41と惨敗しているだけに、とても厄介な存在です。
http://texamaniac.blogspot.com/2008/11/wk10-vs-bal_11.html

昨季のBAL同様、NYJのスタメンQBには新人(Mark Sanchez)が立ちます。
Rex Ryan としては、Sanchez の肩に頼らず、NYJの最大の武器である Thomas Jones と Leon Washington のRBデュオを使ってゴリゴリとランを仕掛けてくるものと思われます。
Jones は、昨季AFCトップの1,312Ydsを走り、Pro Bowl でも先発。Washington も、平均キャリーYdsが5.9Ydsと負けるとも劣らないビッグプレーメイカーです。
ラン守備に不安の残るテキサンズ守備陣だけに、初戦から大きな試練となりそうです。
テキサンズオフェンスとしても、苦手とする3-4守備が立ちはだかります。
昨季BAL戦では、Slaton と Green 合わせて8キャリー、26Ydsとランを完全に抑えられましたが、怪我が気になる Schaub の負担を減らすためにも、この試合ではランを諦めるわけにはいきません。

双方ラン主体でのオフェンスの組み立てに対し、どちらの守備が踏みとどまり、ターンオーバーを奪えるか。そんな試合展開となりそうです。
勝利の鍵を握る選手には、下記2名を挙げます。
オフェンス:Chris Myers
Myers が Kris Jenkins に振り回されるようなことがあれば、オフェンスにとって苦しい試合となりそうです。

ディフェンス:Brian Cushing
ランストップでの活躍に期待、プラス、NYJ はパスゲームではTE Dustin Keller へのショートヤードパスや、RBへのダンプを多用することが想定されます。ビッグゲインを許さず、しっかりとしたカバーとタックルをしてくれることに期待です。

予想 : (WIN!) NYJ 17 - HOU 20

2009年9月10日

2009年シーズン予想

今年は開幕直前になりました。(当たらない)シーズン予想です。
※昨年の予想はこれ http://texamaniac.blogspot.com/2008/08/2008.html

● STANDINGS予想

AFC EAST
z- NE (12-4)
NYJ (8-8)
MIA (7-9)
BUF (4-12)

AFC NORTH
*- PIT (13-3)
y- BAL (10-6)
CLE (7-9)
CIN (6-10)

AFC SOUTH
z- IND (11-5)
y- HOU (10-6)
TEN (9-7)
JAC (7-9)

AFC WEST
z- SD (10-6)
OAK (7-9)
KC (5-11)
DEN (4-12)

NFC EAST
*- NYG (12-4)
y- PHI (11-5)
DAL (8-8)
WAS (7-9)

NFC NORTH
z- GB (11-5)
y- MIN (10-6)
CHI (8-8)
DET (2-14)

NFC SOUTH
z- NO (10-6)
ATL (9-7)
CAR (7-9)
TB (4-12)

NFC WEST
z- ARI (10-6)
SEA (8-8)
SF (5-11)
STL (4-12)

y- Wild Card, z- Division, *- Division & Home Field Advantage


● PLAYOFFS予想
AFC Championship : ○ PIT - HOU ×
NFC Championship : ○ PHI - NYG ×
Super Bowl : ○ PHI - PIT ×

● 個人タイトル予想
Offensive MVP : Matt Schaub (HOU)
Defensive MVP : Mario Williams (HOU)
Offensive Rookie of the Year : Percy Harvin (MIN)
Defensive Rookie of the Year : B.J. Raji (GB)


Schaub が一年通して健康である必要があります。
オフェンスはターンオーバーを減らして、一方でディフェンスはテイクアウェイを増やす必要があります。
レッドゾーンオフェンスを向上する必要があります。
特に1stDown、2ndDownでランを確実に止める必要があります。
パスシチュエーションで確実にQBにプレッシャーを与え、サックも増やす必要があります。
3-4守備への対応能力を高める必要があります。
Duane Brown は被サックを抑える必要があります。
・・・色々ありますが。去年はARIがスーパーボウルまで進みました。
わがテキサンズが出来ないわけはありません。
※それでも予想はちょっと遠慮がちに AFC Championship までですが。笑

さあ、開幕です!


2009年9月9日

不景気の煽り

珍しく(シーズン中でないので尚更)、Yahoo Japan のニューストピックスにNFLの話題が載っていました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090909-00000025-mai-spo

サブプライムローンに端を発し、日本でも100年に1度と騒がれている金融危機。
NFLと言えども、不況からは逃れられないというところでしょうか。
ただ、GB、NE、NYG、WAS等、根強いファン層に支えられて相変わらず景気が良いチームもあるようで。
チーム間の格差は、サラリーキャップがない年と噂される来季のパワーバランスに大きく響いてくるかもしれません。

いよいよ開幕間近。
明日以降、シーズン予想に入ります。


2009年9月7日

Dunta 復帰 & Practice Squad

ホールドアウトを終え、ついに Dunta がチームに合流しました。
ゴタゴタしたオフで、恐らくこれがテキサンズとして最後の一年になりますが。何にせよ、ようやく合流。
色々な想いはありますが、まずはCBの層が厚くなったということで素直に喜びたいと思います。
特に Dunta はラン守備も出来るので、プレシーズン通してランディフェンスの脆弱さを露呈したテキサンズにとって、その存在は大いにプラスになります。
自分の実力と価値を示すために Dunta 自身にとっても今年は大きな意味ある一年になるはず。
フィールドに立った際には、これまで通りのハッスルプレーを見せてほしいと思います。
なお、Dunta のかわりにカットされる選手ですが。今の段階でまだ決まっておりません。
Dunta はホールドアウトが長引いたため、特別枠として53人ロースターから今の段階では除外されております。
決定まで、2週間ほど猶予期間が与えられるもようです。

また、Practice Squad 入りの8選手もこの度発表されました。
Buster Davis(LB)、Tim Jamison(DE)、Jesse Nading(DE)、Mark Parson(CB)
Arian Foster(RB)、Brett Helms(C)、Darnell Jenkins(WR)、Adam Stenavich(T)



2009年9月6日

53人

プレシーズン最終戦も終わり、09年開幕ロースターも(とりあえず)決まりました!
53人の選手は、下記の通り。

● オフェンス
QB(3) : Matt Schaub, Dan Orlovsky, Rex Grossman
RB(4) : Steve Slaton, Chris Brown, Ryan Moats, Andre Hall
FB(1) : Vonta Leach
WR(6) : A.J., Kevin Walter, David Anderson, Andre Davis, Jacoby Jones, Glenn Martinez
TE(4) : Owen Daniels, Joel Dreessen, Anthony Hill, James Casey
OT(3) : Duane Brown, Eric Winston, Rashad Butler
OG(3) : Chester Pitts, Mike Brisiel, Kasey Studdard
C(3) : Chris Myers, Chris White, Antoine Caldwell

● ディフェンス
DE(4) : Mario Williams, Antonio Smith, Tim Bulman, Connor Barwin
DT(5) : Amobi Okoye, Shaun Cody, Frank Okam, DelJuan Robinson, Jeff Zgonia
LB(6) : DeMeco Ryans, Brian Cushing, Zac Diles, Xavier Adibi, Kevin Bentley, Chaun Thompson
CB(5) : Jacques Reeves, Fred Bennett, Brice McCain, Antwaun Molden, Glover Quin
S(4) : Eugene Wilson, Dominique Barber, Nick Ferguson, John Bushing

● スペシャルチーム
P(1) : Matt Turk
K(1) : Kris Brown

53人決定にあたり、サプライズだったのが、プレシーズン最終戦で活躍を見せた Grossman の残留。
2TDとチームを引っ張り、またもやINTを食らった Orlovsky にかわり、2nd String QB への昇格も濃厚となってきました。
しかしその前に、3QB体制を Kubiak が選択したことも稀。Schaub の耐性に、フロント陣も多少の不安をもっているのかもしれません。
RBポジション争いで、Arian Foster がウェーバー入りし、ベテラン Andre Hall が選ばれたのも意外。
Foster は怪我を負ったのが大きかったかもしれません。が、Practice Squad 入りの可能性はまだあります。
LS Clark Harris の放出も予想外。LS は、ひとまず Joel Dreessen が務めるもようで、同じくTEの Casey もバックアップとして勉強中。LSオンリーの選手に貴重なロースタースポットを空けずに済むのは喜ばしいことです。(まずは、問題ないことを証明してもらう必要がありますが)
Safety では、John Bushing が Harrison に競り勝ち、枠内に残留。TB戦での、1INTと1Fumble Recovery の活躍が功を奏した形となりました。

一旦これで53人枠は決定しましたが。
NYJ戦までの間に、まだまだ入れ替えは起こりえます。
まずは、他チームでカットされた選手への接触があるかどうか。
そして、月曜には1年契約に合意して帰ってくるとされる Dunta の存在。
Dunta 契約となれば、ロースターからかわりに誰かを手放す必要があります。
なお、現時点でのCBスタメンは、Bennett と新人 McCain ということになりそうです。

間もなく、開幕間近!
まだまだ目が離せません。




2009年9月3日

T.J.トレードとロースターカット

MIN戦を前に、驚きの人事がありました。
昨季までのスタメンDT、Travis Johnson がSDにトレード。
どうやら2010年のドラフト6巡指名権との交換で、T.J.の活躍次第で指名権は5巡になるもよう。
ちなみに本人の入団は05年。1巡全体15位という指名順に見合う活躍を見せられぬまま、残念ながらこの度退団のはこびとなりました。
テキサンズDT陣は、Amobi、Del. Robinson、Cody と Okam という布陣ですが、誰がスタメンに昇格するか要注目です。

また、開幕53人に向けた第一段ロースターカットが発表されました。
放出されたのは David Pittman(CB)、Cletis Gordon(CB)、Jason Watkins(OT)、Mike Jones(WR) の4人。
Gordon はわずか4日間のテキサンズ在籍期間でした。

プレシーズン3試合目 vs MINレビュー

NO戦に続き、2試合連続でパッとしない出来。
それでも世間で騒がれているよりは、良いところもあった・・・かな??

- A.D.の75Ydsランを除けば、3.6Yds/CARとラン守備は持ち直した。
- 多用なブリッツパッケージを見せて、Favre によくプレッシャーを与えていた。サックも4.0記録。
- 去年怪我で本調子じゃなかった DeMeco が16TCK、1.0SCKと大暴れ。
- Schaub は足を捻って痛みながらもTDドライブを演出。
- 所詮まだプレシーズンで負けも痛くない。

でも上記裏返すと・・・
- そもそもゲーム開始直後の1プレー目で75YdsのTDランを許すとは情けない。
- プレッシャーを与えているわりにパスもよく通され、何よりTOを一つも奪えていない。
- DeMeco のタックルが増える=DLでランを止められていない証拠。
- Schaub は相変わらず脆い。
- シーズン開幕まであとわずか。立て直す時間も限られている。

皆様の目にはどう映ったでしょうか?