2012年3月22日

キャップ地獄

初のプレーオフ出場を決め、CIN戦での歴史的勝利、
BALとの死闘からまだ二ヶ月程度しか経っていません。
あの時の勢いのままに、来季に向け前途洋々、
明るいオフと行きたいところでしたが。
蓋を開けてみたら、キャップ地獄の現実。
Marioの移籍は予見できたこととは言え、
FA解禁一週間のうちに Winston、Brisiel、Allen に DeMeco という主力選手までもがたて続けに他チームに。
予想以上の人材流出に、
正直ショックを受けるとともに不安感が募る毎日です。
これがリーグの仕組みと言えばそれまでですが。
今季だけでなく、来オフにも Schaub や Brown、Quin、Barwin らが契約更改に入るとのことで、
暫くはこのキャップ制限に苦しむことになりそう。
高額ベテランを放出し、
安価な若手でカバーすることがほぼ唯一の打開策となるだけに、これがNFLビジネスと割り切りつつ、昨季並みの豊作ドラフトを願って止みません。
そのドラフト。
ほとんどのモックでは1巡指名でWR獲得が有力視されていましたが、このFA市場の動きをみているとだいぶ様変わりしそう。
LBにOLの補強もかなりのハイプライオリティだと思います。
特にOLは個人的にもかなり心配。
先発にスライド予定の Caldwell は昨季 Brisiel の代役として良いところを見せられなかったし、Butler に至っては、昨季一年離脱していたうえに初のRT。
テキサンズオフェンスの生命線はシンクロして動くOLにあるだけ
に、高位での指名も十分あり得ると思っています。
それにしても厳しいオフになりました。
これが追われる立場になったチームの難しさなのか。
苦難の時代を引っ張ってきてくれた06年世代が、
ようやくプレーオフに到達できた直後に離脱というのが、やはりファンとしてはなんとも残念ではあります。