2012年4月24日

1巡候補 : その2

まあこの道は辿らないだろうと思いつつ、1巡で指名されたら個人的に非常に楽しみなのが Stanford の TE Coby Fleener。
1位指名が確実な QB Luck のメインターゲットとして活躍したビッグプレー・メイカーですが、一躍脚光を浴びることとなったのがコンバインでの輝き。
6-6という恵まれた体形に、40ヤードダッシュで4.5秒という超人的な身体能力の持ち主。
近年重要度が増しつつあるTEというポジションにおける、次代のスターとなりうる選手だと思います。
テキサンズの補強優先度としては同じレシーバーの中ではTEよりWRの方が高いと考えられるものの、26位という指名位置において、ドラフトの転がり具合によっては十分検討に値するピックなのではないかと思います。
TE中心としたオフェンスでも、効果的に使えば爆発的な破壊力を示すことは昨季のNEが証明済み。
もちろん Fleener は、少なくとも現時点では決して Gronk でもなければ Hernandez でもないですし、O.D. とのコンビもこのNEの二人と比べると見劣り感は否めません。
ですが一方でNEにはテキサンズのようなランオフェンスもありません。
Arian/Tate に、A.J. と O.D. がいる布陣に Fleener が加われば、どんなにか攻撃の選択肢が広がることか。
相手がセカンダリーの枚数を増やしてきたら、体格で上回るTE陣でランニングレーンを確保して、Arian に走らせる。もしくは Arian へのスクリーンをセットアップ。
ランを止めにきたら、LB陣とのマッチアップを逆手にとり、O.D. と Fleener で中央をかき回す。
A.J. のマークも手薄になりますし、得意のプレーアクションからのパス選択肢も増えるはず。
おまけに、FBにラインアップした Casey も飛び道具として自由にフォーメーションの中で動かせます。
守備陣からすると間違いなくやり難いことこの上なし。Kubiak の采配にそれこそ無限の可能性が広がるような気がします。
WRが豊作と呼ばれる今年の新人達。
どちらにしろトップタレントには手が届かないことを考えると、2巡以降でWRの補強に走り、層が薄いTEの中でベストプレーヤーを掻っ攫う。
そんな作戦もありではないでしょうか。
もっとも、テキサンズにはもう一人、Graham というTEがいます。
Schaub からの信頼もそれなりに得ているようで、Graham が Dreessen の代役として務まるようであれば、Fleener 指名の可能性は限りなく低いと思います。
いずれにせよ、テキサンズフロント陣。今年のドラフトでも大当たりを期待しています。

3 件のコメント:

To do さんのコメント...

To doです

確かに、TE Fleenerの指名は面白いですね。すぐに埋めなければらならい穴があまりない、WRなら2-3巡でも、と言うことを考えて、BPAなら十分あり得る指名かと思います。
Dreesenはいなくなり、CaseyはFB登録とデプス的にも薄いのですが、これでもかと言うほどTE指名したのに・・・いつの間にかですね。面白いと思いますがTE指名ならば外野はうるさいかもしれませんね。

kropotkin さんのコメント...

個人的には大本命です。

2TEセットが多くなりましたし、Dreessenの穴は
思いのほか大きいと思います。
特にエンドゾーン付近で代わりになる選手が
必要でそれは必ずしもWRでなくてもいいのかなと。
ブロック力があまりないと言われてはいるものの、
ODよりはいけると思いますし。

Grahamをどう評価するかによりますけど、
ちょっと疑問という気がしていますので・・・。

texamaniac さんのコメント...

まさかTEが補強対象になるとは、たしかに数年前は予想が難しかったですね。
高位でのTE指名はなんとなくKubiak/Smithらしからぬ動きなので、Fleenerの線は薄いかなとは思っていますが。見れるものなら見てみたいです。CaseyはやはりFBよりはTEだと思うのですが、Kubiakは結構FBとして気に入っているようですね。パワフルなランブロッカーをFAでも良いので補強してほしいです。